2015年02月09日11時38分

市長からのメッセージ 新潟県長岡市長に市の魅力やまちづくりのビジョン

市長からのメッセージ 新潟県長岡市長に市の魅力やまちづくりのビジョンをお伺いしました。

新潟県
長岡市長 森 民夫




長岡市
NAGAOKA City
【面積】890.91 km2
【人口】278,892 人
【世帯数】104,185 世帯
(平成27 年1 月1 日現在)


幼稚園児がお弁当を広げる市庁舎
それが長岡市の象徴です


 シティホールプラザ「アオーレ長岡」へようこそ。ここは市民の協働、交流の拠点です。中心市街地の大通りに面する「ナカドマ」は、市民が集い、憩う空間です。最大5000 人を収容できる「アリーナ」には、JR 長岡駅からスカイデッキを経由してダイレクトにアクセスできます。大小の市民交流ホールを備え、さらに市役所の総合窓口を配した「アオーレ長岡」は、市民が自ら何かを創造し、自己を表現する場です。

 「ナカドマ」や「アリーナ」で行われるイベントは、市民がアイデアを出し合って企画されています。たとえば昨年11月には「ママさん!カレー選手権」が開催されました。当日は約1500 名のお客さまが来場し、各チームが用意した100 食のカレーは、昼過ぎにはほぼ完売しました。また、夏には「高校生長岡ラーメン選手権」が開催され、長岡市内外から9校13チームが参加しました。高校生たちは工夫をこらしたラーメンを開発・販売し、イベントを盛り上げたバンド演奏やダンスなどのパフォーマンスを行ったのも高校生たちです。 どちらも中心となって企画したのは長岡商工会議所青年部ですが、もしも市役所が主催者となったら、このようなおもしろいアイデアを出すことはできないのではないかと驚くばかりです。

 そして昨年は中越地震から10年の節目を迎えました。振り返ると、復興を遂げる原動力となったのも、「自分たちの手で地域を良くしよう」という市民の熱い思いでした。当時、甚大な被害を受けた山古志地域には、復興交流館「おらたる」があります。この組織の運営も、地域の人々が、自ら楽しみながら行っています。その内容を見るにつけ、行政では思いもつかないような素晴らしい発想であると感じます。

 ほどなく、雪国の遅い春がやってきます。私が楽しみにしているのは、「アオーレ長岡」の3階テラスでお弁当を広げる、幼稚園児たちの姿です。昨年は、長岡市内の中之島地域の子どもたちが、中之島名物のレンコンを持ってやってきました。自分たちで考えた宣伝文句と共に、レンコン料理のレシピもついていました。川口地域の子どもたちは、小学校の田んぼで採れた米を持ってやってきて、あっという間に完売となりました。

 長岡市が目指すのは、市民一人ひとりが生き甲斐を感じることです。旅行に行って「どこから来られましたか?」と尋ねられたとき、「長岡市です」と誇らしげに言えるまちでありたいと思います。



シティホールプラザ「アオーレ長岡」

「アオーレ長岡」の特徴は?

● 全国初の、アリーナ・ナカドマ・市役所が一体となった市民交流の拠点になっている

● 「アオーレ」とは、長岡弁で「会いましょう」の意

● 長岡産の天然ガスで、熱や電気を作り、施設内で供給している

● 建物空間のデザインは、建築家の隈研吾氏が手がける

● 建物の随所に長岡の歴史、伝統産物が採り入れられている

ほかにも……

● 市内にある長岡悠久山球場は、イチロー選手のプロ初本塁打を放ったことで全国的に有名になった

● 町じゅうにある「消雪パイプ」の考案者は、「柿の種」でおなじみ浪花屋製菓の創業者の今井與三郎氏である

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