宮崎市長に市の魅力やまちづくりのビジョンをお伺いしました。
宮崎県
宮崎市長 戸敷 正
宮崎市
【面積】644.61km2
【人口】404,354 人
【世帯数】186,945 世帯
（平成２6 年2月1日現在）
「食」「スポーツ」「神話」「花」の源は宮崎にあり
その誇りが市民の原動力です
宮崎市には他に誇れる多くの魅力がありますが、４つの「宮崎らしさ」を生かしたまちづくりを推進しています。
1つ目は「食」です。太平洋に面し、南北に長い海岸線を持つ宮崎市は、温暖な気候から農産物も豊富で、天然の伊勢海老、ハモやシラスなどの海の幸にも恵まれています。果物は爽やかな風味の日向夏やなめらかな果肉を持つマンゴー、「和牛のオリンピック」で日本一を連覇した宮崎牛や「じとっこ」と呼ばれる宮崎地鶏もあります。全国に届けられている宮崎の「食」は、まさに生命の源です。
２つ目は「スポーツ」です。今年で56年目となったジャイアンツの宮崎キャンプは有名ですが、野球やJリーグなどのプロチームや社会人、大学など、多くのスポーツチームがキャンプを行っています。そこで、優れたスポーツ環境や充実したスポーツ施設を海外にもＰＲするため、全国の子ども達に加え東アジアの子どもたちも迎えて、国際大会である東アジアリトルシニア野球大会を行っています。スポーツは人を躍動させる源です。
３つ目は「神話」です。平成24年は古事記編さん１３００年の記念の年でしたが、平成32年に迎える日本書紀編さん１３００年までを観光資源ととらえ、誘客に取り組んでいます。宮崎市は国生み神話から天孫降臨、そして神武天皇の御代まで、古事記・日本書紀にまつわる景観や伝承が数多く残された土地。にっぽん誕生の地であり、日本の源とも言えます。
そして４つ目は「花」です。年間を通して温かい太陽の光が降り注ぐ宮崎市では一年を通市長からのメッセージして花や緑が楽しめます。そこで、市内の小中学校の児童・生徒に、自分や家族の誕生日に相応しいと思う花を選んでもらい、「宮崎市版３６５日誕生花」を決定し、カレンダーにしたものを市のホームページに掲載しています。市民にも好評で、癒しの源である花を身近に感じてもらっています。
宮崎市では、この４つの強みである「宮崎らしさ」を生かし、地域経済の活性化につなげようと取り組んでいます。
また、宮崎市のまちづくりの基本は、子どもたちが健全に成長することをはじめとした人づくり、そして絆づくりだと思っています。平成22年に口蹄疫が発生したときには、畜産農家だけの問題でなく、市民全体の問題としてとらえ、一丸となって口蹄疫の感染拡大を止めようという意識（絆）が生まれました。その結果、復興再生に向けて前進することができました。
さらに、市民が主体的となって、地域の特性や強みを生かしたまちづくりを進めるために、地域住民の組織である「地域協議会」を設置して、住民自らが歴史、文化、人物など、わが町の宝を発見し、将来の子どもたちに継承していくべく、「地域魅力発信プラン」の策定に取り組んでいます。人は他を見て「いいな」と憧れるものですが、実は身近に大切なものがあることを忘れがちです。宮崎市も、今、市民全員が「ここにある宝」を再発見しつつあります。地域の宝を生かしながら、住みたい、住み続けたいまちにしていきます。今後の宮崎市に、是非ご期待ください。
市制90周年！
宮崎市は平成26年4月1日で市制90周年を迎えます。
90周年記念事業として、4月22日のプロ野球公式戦読売ジャイアンツ対横浜DeNAベイスターズを開催するほか、ゴールデンウィークには日本丸も寄港する「宮崎みなと祭り」を行います。
ぜひ宮崎にお越しください。
宮崎市観光イメージキャタラクター「ミッシちゃん」
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